第8章 白い椿
寸法だけ計られてその日の夕餉は、お手伝いをした炊事場には佐助さんの姿はなかった。
今日は人出は足りなくて忙しく夕餉の準備をする運ぶ時になった、私が善を運ぼうとすると幸村さんが炊事場に来て善を運ぶのを手伝いをしてくれた。
その次の日は私は炊事場に行き、侍女の手伝いをするしかし今日も佐助さんの姿が見当たらない。
昨日の夕餉の時も姿が見当たらないまぁ仕事で遠くに出かけているのだろう、朝餉を手伝った後に私は侍女の人に幸村さんを呼びに行ってと言われて庭に行くと、しばらく見当たらなかった佐助さんと幸村さんがいた何やら重い空気だ。
なんだか幸村さんは冷たいような顔をしているし声が聞こえる位置ぐらいに、私は聞き耳をたてた。
幸村「佐助今度こそ失敗は許さない」
佐助「御意」
幸村「あの国は重要だ今度失敗すれば、どうなるか分かってるか? 佐助」
佐助「はい」
なんだか別人に見えるまるで、冷たい氷みたいな目をしている幸村さんに見えた話し終わると佐助さんは消えて私は話し掛けた。
優実「幸村さん朝餉の用意が」
幸村さんは振り返り明るい優しい感じで言う。
幸村「おうそうであったか? わざわざありがとう優実姫」
私は幸村さんと大広間に向かった。