第6章 大雪
幸村視点
あの黒い手はなんだったんだ? 佐助に探らせてみるか? 雲を掴むような話かな?
幸村「佐助」
佐助「なに?」
俺は後ろを振り返らずに言う
幸村「さっきの黒い手について探れ」
佐助「ちょと雲を掴むような話じゃん、いや待てよこの武田軍に潜んでいるそこに居る小早川金吾に尋ねれば何か分かるはずだ」
佐助はそう言って草むらの方にクナイを投げたら、鍋を背中に下は白うえは赤の格好をした者が現れた。
金吾「ぼ・・・ぼくは天海様に頼まれて」
天海? 聞いたことのない名前だ小早川金吾は、一国の主だって聞いたことがあるが天海は知らぬ。
幸村「その天海とやらは何者だ?」
金吾「ごめんお坊さんってことしか知らない」
金吾とやら武人は走り去ってしまった、佐助は追いかけようとしたが止める。 佐助には別の任務を任せることになるであろう、すると足軽が俺の元に走ってきた血相変えた顔で。
足軽「幸村様ー! 大変です!」
幸村「どうした?」
足軽「お館様が倒れました!」
幸村「何?」
俺は急いで大広間に向かった。