第1章 プロローグ
私は北条氏政の孫の北条優実15歳でお見合いしてもいい年頃だけど断っていた。
理由はおじいちゃんにまだ恩返しをしていないからだ女の私でもできることを。
私の両親は昔流行病でなくなっておじいちゃんに育ててもらってる。
ある夏の日の午後私はおじちゃんとお茶をする約束をしてたが、廊下がやけに騒がしい人が走る音がする。
私は廊下に出て出くわした侍女に、話しかけた。
優実「どうしたの?」
侍女「優実姫様・・・甲斐武田軍がこの小田原城に攻めてきて・・しかも忍びがこの小田原城に紛れこんだらしいです」
私はおじいちゃんが心配になった、侍女が顔を覗き込んで言う。
侍女「氏政様の様子を見てきては? 大広間にいますから」
優実「ありがとう」
私は急いで大広間に向かう、侍女は忍びだった戻り言う。
忍び「やれやれ、もう一仕事するかね」
私は大広間に着くと考え込んでいるおじいちゃんがいた傍に行くと私の方を見て言う。
氏政「優実なんでここが分かったのじゃ? 風魔が知らせたのか?」
北条の忍び風魔小太郎は伝説の忍びと言われている。
風魔は首を振る、そして風魔は優実のほうを見て消える。
優実「おじいちゃん戦の状況はどうなの?」
氏政「このままだと負ける・・・だから今対策を考えてる」
しばらく考えるおじいちゃん、その状況に聞き耳を立てている忍びがいた。