第3章 恋の芽
私は朝起きて朝餉の支度を手伝っていた最近では侍女達とも仲良くなって、佐助さんは毎日朝餉の準備に加わっている忍びなのに。
佐助さんは味噌汁の味噌をハシで溶きながら言った。
佐助「いやー本当に優実ちゃんが朝餉を手伝ってくれてるから助かるよ」
私は漬け物を切っていた
優実「いえそんな足手まといかと思っていたので、嬉しいです」
佐助さんは笑顔にニッコリと笑う、私は最近は真田さんの事ばかり聞いていた、なんだか笑い話しばかりだから。
佐助「旦那はね確か正月の餅つきで、お館様と早さの競い合いになって餅どうなったと思う?」
わからない想像もつかないなんだろうか? 飛んでいったのかな? 私が適当に思い付いたことを言う。
優実「飛んでいったのですか?」
佐助「正解! 水を付ける人がね早くて、出来なくて呆然としていて旦那とお館様は構わず、互いに闘志を燃やすものだから餅がついた瞬間に勢い良く飛んでね、俺様の頭に付いたの旦那とお館様の餅がね」
その光景見たかった、笑えるよだってそれ見事に狙ってやったわけじゃないでしょう? 可笑しいみたかったなぁ。
優実「その光景見たかったです」
佐助「冗談あれ熱かったんだからね」
さらに笑う私に続いて侍女達も笑っていて朝餉の準備は賑やかにやっていた。