第9章 〜入院１日目 〜

沖矢「……さん……あ…とう……す」
あずさ『ん……』
蘭「あずささん！」
あずさ『……？……おはよう、蘭ちゃんと園子ちゃん』
園子「無事でよかった……」
あずさ『心配かけてごめんなさい』
蘭「元気そうでよかった……あ、これよかったら食べてください」
あずさ『ありがとう。……午前中授業なの？』
蘭「はい、しばらくは午前中授業みたいです」
園子「傷は大丈夫ですか？」
沖矢「少し無理をして動くので蘭さんと園子さんからも何か……」
あずさ『昴さん！……っ……』
蘭「ここは沖矢さんに甘えましょう」
園子「いいなー……熱々で」

しばらく蘭と園子と話してたあずさ。

prrrrrrrrrrrr……

蘭の携帯がなった。

蘭「マナーモードするの忘れちゃった……」
あずさ『ここ携帯使えるから早く出てあげて』


その電話の相手は世良だったのか
蘭と園子はまた明日も来ますと言って帰って行った。


あずさ『昴さん……なんか懐かしいですね……』
沖矢「そうですね…あの時はあずささん僕の事まだ嫌いだったんですよね……落ち込みます」
あずさ『だってあの頃の昴さん俺に構うなって感じだったので』
沖矢「あなたは我が道の正義を貫くって感じの子でしたよね」


……