第4章 〜相棒〜

ー数日後ー


類『いらっしゃいませ。4名様ですか？』
蘭「はい」
類『お好きな席にどうぞ』

園子「蘭！あれが噂の…」
蘭「えぇ……」

梓「かっこいいよね」
園子「はい。でもお客さんは前とそんな変わらないんですね」
蘭「確かに……何か理由でもあるんですか？」
梓「うーん……女性客が多い日はいない事が多いからかな」
蘭「そうなんだ……」
コナン「でも今日女性客多いよね」
梓「それもそうね……あ、注文をきくわね」

それぞれハムサンドやコーヒー、パンケーキなどを頼んでいた。

類『お待たせ致しました。ご注文はこれで全てでしょうか』
蘭「はい、ありがとうございます」
類『ごゆっくりどうぞ』

園子「カッコイイ……立ち振る舞いも素敵」

安室「遅くなりました。すみません」
梓「用事は大丈夫？」
安室「はい。今日は一緒なんですね」
類『嫌でしたか？』
安室「いえ、珍しいなと思ったので」
類『そうですか。あ、安室さんあとでハムサンドの作り方詳しく教えて下さい。あの味は安室さんのでしょ？』
安室「わかりました」

ポアロ内がとてもざわついている。

類『今日は女性のお客様が多いようですね』
安室「そうみたいですね」


客A「すいませーん」
類『はい。お待たせ致しました』
客A「あの……彼女は？」
類『申し訳ございません。プライベートの事はお話出来ません。何かご注文はございますか？』
客B「オススメってどれですか？」
類『オススメ……安室さんが作るハムサンドですかね。あとは俺が作るパンケーキ』
客B「じゃあその二つとココア二つ」
類『かしこまりました。少々お待ち下さい』

カランカラン……

安室、梓、類『「いらっしゃいませ」』

この日はずっと忙しかった。
そして、その中に混ざってベルモットがいたということは安室と類しか知らない。


…………