第2章 壱話
そして、車を飛ばす事約20分。
本来なら1時間経つ道のりをどうやって通ったかは不明な点がいくつかあるが、捕まらなかった、とだけ言っておこう。
因みに俺は酔った。
かくして、俺達は無事(?)に玲也の家に着いたのだった。
玲「とーちゃく!勇人、手伝って!浩太はパソコン作業進めてて!……あと、鍵は掛けておくから何が来ても開けちゃダメだよ?」
車を玲也の家の車庫に入れた後、勇人と玲也は降りて俺にお留守番命令と不吉な事を言いやがりました。
浩「ちょ、なして俺っちがお留守番なんだいっ!一緒にいくー!」
ぼっちを患ってついて行こうと降りようとするが、玲也は首を横に振って、尤もらしい事を言う。
玲「何かあった時のために、1人はこの車にいないと状況が把握出来ないでしょ?大丈夫。いつものサバゲー用のトランシーバー持っていくから」
そう言って、俺の頭を優しく撫でる玲也に、渋々承諾する。
いざとなったら、俺が運転して大救出劇をするんだもんね!w