第2章 欲望
新幹線に乗ると気づいたこと。
一人、座れないことである。
私が外れようと思った。
結衣「私が違う席に行くから座ってていいよ?」
奥田「悪いです。私が外れます!」
結衣「いいのいいの。愛美ちゃん。座ってて?」
車両から出て入口付近で座ろうと思っていたらグリーン車から学秀くんが来た。
結衣「学秀くん!?どうしてここに。」
浅野「席が足りないから僕が外れたんだ。」
結衣「あ、私と同じ。」
浅野「なら、少し馴染めるな。」
なんて学秀くんが言うと抱き寄せられて手を握られる。
結衣「そうだね。」
私は、彼の肩に頭を乗せて甘えた。
学秀くんは、私を抱き締める力を強くした。
結衣「学秀くんは、私と付き合ってから本校舎でどう思ってるの?」
浅野「会いたい、そして触れたいと思っている事が多くなった。」
結衣「私も同じ。会いたいし触れたいって思うよ。でも、今触れてる。学秀くんに抱き締められてると温かくなって落ち着く。」
浅野「結衣。」
結衣「学秀くんの隣が私の居場所だよ。」
学秀くんに頬を撫でられて私は、学秀くんにキスをした。
浅野「積極的だな。最近。」
結衣「なんだろうね?」
浅野「結衣、愛してる。」
私に深くキスをする。
私は、学秀くんの首に手を回した。
なぜかそのままトイレに連れ込まれた。
トイレの鍵を閉めた学秀くんは、私を壁に押し付けて私の脚と脚の間に学秀くんの足が入ってきた。
学秀くんの両手が私の顔の横に置かれる。
結衣「学秀くん?」
浅野「声を出すな。聞かれるぞ。」
結衣「んんッ!」
私の首を嫌らしく学秀くんの舌が舐め上がる。
声を出すなって無理だよ。出ちゃう。
結衣「きゃっ!」
耳を舐められて反応してしまう。
浅野「声を出すなと言っただろう。」
結衣「でも、出ちゃうよ。」
浅野「ここを触られるよりも我慢できるだろう。」
脚を上げてきて私の秘部が刺激される。
結衣「ひゃっ!!」
浅野「いい事を考えたんだが試していいか?」
結衣「え?なに、それ?」
浅野「僕の言ったことに従え。」
なんか嫌な予感しかしない。
私は、唾をゴクリと飲んだ。