第2章 第2話
オジサン『おい、小僧。お前何時まで俺に甘えてるつもりだ?』
『え?』
オジサンに甘えちゃいけないの?
オジサン『言っておくがここは俺の縄張りだ。同じシマに雄が二匹も要らねーんだよ』
『オジサ…』
オジサン『ここに残りたいなら俺を倒すことだな。嫌なら出ていけ』
『そんな…』
そう言ってオジサンは行ってしまった
『ふぇ…』
何でオジサンと一緒にいちゃいけないの?
お母さんにも会えない…
オジサンともいられない…
『…お母さーん…会いたいよー…』
何で僕は産まれてきたんだろう…
要らない子なら何で…
『ふぇぇーん!』
オジサン『何時まで泣いてんだ!くそガキ!!』
『ひやっ!?』
え!?オ、オジサン!?
オジサン『俺が居なくなるとピーピー泣きやがって!仕方ないから暫くここに置いといてやる!』
『え?いいの?』
オジサン『その代わりそのすぐ泣くのを治せ!俺は泣き虫は嫌いだ!』
『う、うん!!』
僕は一人ぼっちじゃないんだ!