第6章 第6話
雅「幼稚園から小中高とずっと一緒で、もう翔ちゃんが側にいない日なんてないくらい一緒だった…」
写真を見ながら雅紀は話をしていた
その顔はずっと寂しそうだった
雅「白血病と知って…ショックで…翔ちゃんがいなくなるなんて思いもしなかった…」
ショウ「…雅紀…」
雅「…辛いハズなのに…心配かけまいとずっと笑ってて…最期まで…」
そう言って雅紀はポロポロと泣き出した
そんな雅紀を見て僕は思わずその涙を舐めていた
雅「…ショウ…」
ショウ「泣かないで…雅紀…雅紀が悲しいと僕も悲しいよ…」
すると雅紀は僕を抱き締めてきた
雅「ショウ…ごめん…少しだけこうさせて…」
ショウ「…うん…」
そう言いながら雅紀は「翔ちゃん…」って言いながら泣いていた