第3章 第3話
『わっ…た…すけ…!』
く…苦しい…息…出来な…
た…助けて…
助けてオジサン!
暴れてたから疲れて沈みそうになったその時
急に水から体が出た
『けほっ…!けほっ…!…あ…』
見るとオジサンが僕をくわえて岸まで運んでくれた
『…あ、ありがとう…オジサン…』
オジサン『…こんな所で何をしてたんだ』
あ…オジサン怒ってる…怖い…
『あ…あの…魚を…あ!』
オジサン『あ?』
そういえば魚、向こうに置いてきたままだった!
僕は走って元の場所に戻った
すると僕が取った魚をカラスがつついていた
『あー!ダメー!!』
僕が走って近づくとカラスは僕が子供だからか、逆に襲ってきた
『うわーっ!』
こ、怖いよー!でもオジサンの魚を取り戻さなきゃ!
そう思ってカラスに爪をかけようとした時
オジサン『フーーーっ!!』
後ろからオジサンがカラスに威嚇してくれた
するとカラスは飛んで逃げていった