第3章 戦闘訓練
オ「わたしが~~~普通にドアから来た!!」
勢いよくドアを開け教室にやってきたのは、あのNo. 1ヒーロー"オールマイト"
「すげぇや!本当に先生やってるんだな!」
「あれシルバーエイジのコスチュームね」
「画風違い過ぎて鳥肌が…」
噂に聞いていた、オールマイトが教師をしているという話は本当だったらしい。そして、その噂を聞いて皆が期待していたのだ。噂が本当と分かった今、興奮しないわけがない。だって、憧れのヒーローが授業をしてくれるんだもん!
オ「私の担当はヒーロー基礎学。ヒーローの素地を作るためさまざまな訓練を行う科目だ。
早速だが今日はこれ!戦闘訓練!」
せ、戦闘訓練!!?
まさか初めの授業でそんな内容になるとは思っていなくて急に不安と焦りを感じる。
相手はこのクラスの子たち?それとも、先生?先生だと…相当ハンデもらわないと何もできないかもしれない…
クラスのみんなが不安や興奮でざわめいている。そんな中、際立って興奮している人が1名。爆豪くんだ。勝手なイメージだけど彼、戦闘がすごく好きそう…ぶっ殺してやる!とか言いながら相手をどんどん倒す彼を想像して、いかんいかんと頭から追いやった。
オ「そして入学前に送ってもらった個性届と要望に沿ってあつらえたコスチューム!着替えたらグラウンドβに集まるんだ!」
コスチューム…あんまり希望とかなくて、適当に書いちゃったけど大丈夫だろうか?電気が「俺がデザインしてやろうか?」とか言ってくれたけど、結局まるまるサポート会社に任せることになっちゃったから、ほんとに何がどうなってるのかわからない。けれどプロが作ってくれるものだから大丈夫だろう、と安易に考えて特に希望は書かなかったのだ。
そして、それを後悔することになる