第6章 体育祭
そして最後に爆豪くんがメダルを受取るのだが
オ「さて爆豪少年!…っとこりゃあんまりだ。選手宣誓の伏線回収見事だったな」
オールマイトも苦笑い。そりゃあ、こんなの初めてだろうしね…全身拘束されてメダル授与なんて、そうそうないだろう。
爆「オールマイトォ…」
オ「ん?」
爆「こんな1番なんの価値もねえんだよ!世間が認めても自分が認めてなきゃゴミなんだよ!!」
オ(顔すげぇ…)
うわ、すごい顔…テレビで見せていい顔じゃない!これじゃプロヒーローだってビビっちゃう!というか、目の角度がおかしい。人の目ってあんなに釣り上がれるのだとぎゃくに感心してしまった。
オ「うむ!相対評価に晒され続けるこの世界で不変の絶対評価を持ち続けられる人間はそう多くない」
(顔すげぇ…(2回目))
オールマイトが何を言いたいかがわかる。だって、ほんとにすごいもんその顔。
オ「メダルは受け取っとけよ。自分の傷として!決して忘れぬよう」
爆「だからいらねーって!」
意地でも受け取らない爆豪くん。オールマイトがメダルをかけようとしても、それを自身の高い鼻で食い止める。
結局オールマイトに無理やり口にかけられた爆豪くんのメダル。どうしよう、横からみると笑えちゃう
『くすっ…』
爆「笑うな!」
オ「今回の勝者は彼らだった!しかし皆さん!この場の誰にもここに立つ可能性はあった!競い、高め合い、さらに先へと登っていくその姿!次代のヒーローは確実にその芽を伸ばしている!てな感じで最後に一言!皆さんご唱和下さい!せーのっ!」
あ、これは!やっぱこれで締めるよね!?みんなもちゃんとわかっているらしく、叫ぶ準備ができているらしい
そう思って、大きな声で私も叫ぶ
オ「おつかれさまでした~!」
全「プルスウルトラ!!」
え……
オールマイト…?
「えぇぇそこはプルスウルトラでしょ!」
オ「ああいや…疲れたろうなと思って…」
…さすがオールマイト、そういうところも人気の一つなんだろうな…
そんなこんなで、いろいろあった体育祭は終わった
三位で終われたから、次は絶対に優勝する!爆豪くんにも、焦凍くんにも、緑谷くんにだって負けない!!
Plus ultra!!