• テキストサイズ

メロメロ少女【ヒロアカ】

第6章 体育祭


真っ赤な炎で右を包む轟くん。それを見て緑谷くんは笑い、轟くんも笑っている。緑谷くん、すごいな。轟くんは炎を使ってさらに強くなったのに、それを笑って…喜んでいるなんて。きっと彼は今、自分の利益のことなんて全く考えていないんだ。

エ「焦凍ォォォオオオオ!!」

《ん?》

エ「やっと己を受け入れたか!そうだ!ここからがお前の始まり!俺の血をもって俺を超えて行き俺の野望をお前が果たせ!!」

エンデヴァーさん…

彼が轟くんに叫ぶが、轟くんは聞こえていないようだ。ただ、目の前の緑谷くんだけを一心に見つめている。

《エンデヴァーさん急に激励…か?親バカなのね》

そして2人がぶつかるとき、声も拾えないような小さな声だけど、彼の口は動いていた。

轟「緑谷…ありがとな」

思わず涙がこぼれる。2人のぶつかった攻撃はとてつもない威力で、観客席までにそれはおよぶ。

《散々冷やされた空気が瞬間的に熱され膨張したんだ》

《お前のクラスなんなんだよ!!》

そんなマイク先生の言葉に、その中には私たちもはいってるのか、とちょっと不安になる。

《それでこの爆風ってどんだけ高熱だよ!ったく何も見えねぇ!オイこれ勝負はどうなってんだ!?》

ゆっくりと、煙が引いていく。

そして、そこに立っていたのは

ミ「み…緑谷くん場外。

轟くん3回戦進出!」

轟くんだった。
/ 202ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp