第6章 体育祭
ミ「予選通過は上位43名!残念ながら落ちちゃった人も安心なさい、まだ見せ場は用意されてるわ!そして次からいよいよ本選、第二種目よ!」
モニターに映ったのは騎馬戦の文字
『き、騎馬戦…?』
ミ「参加者は2人から4人のチームを自由に組んで騎馬を作ってもらうわ」
4人の方がいいよね。戦力にもなるし、ここまで残った人なら足手まといになることはまずなさそう
ミ「基本は普通の騎馬戦と同じルールだけどひとつ違うのが、先ほどの結果に従い各自にポイントが振り当てられること」
砂「入試みてぇなポイント稼ぎ方式か」
麗「つまり組み合わせによって騎馬のポイントが違ってくると!」
芦「あ~!」
ミ「あんたら私がしゃべってんのにすぐ言うね!」
確かに、もう解説いらないかも
ミ「そして与えられるポイントは下から5ずつ!42位が5ポイント、41位が10ポイントといった具合よ
そして1位に与えられるポイントは…
1000万!!!」
緑谷くんの顔が真っ青になる
だってそれはつまり…
(((1位の騎馬を落とせばどんな順位からでもトップに立てる!)))
うわ、みんなに狙われるんだ緑谷くん…
みんなの目がギラついてる
ミ「そう、上位の奴ほど狙われちゃう下克上のサバイバルよ!
制限時間は15分。ポイントの合計が騎馬のポイントとなり騎手はそのポイント数が表示されたハチマキを装着。終了までにハチマキを奪い合い保持ポイントを競うのよ」
意外と時間が短い!もっと長期戦になるのかと思った…でも、体育祭ならこんなものなのかな…?
ミ「取ったハチマキは首から上に巻くこと。取りまくれば取りまくる程管理が大変になるわよ!そして重要なのはハチマキをとられてもまた騎馬が崩れてもアウトにはならないってところ!」
砂「43名からなる騎馬10~12組がずっとフィールドにいるわけか?」
青「しんど…」
『とられても切り替えなきゃってことだね』
芦「むしろいったんポイント取られて身軽になっちゃうのもアリだね」
蛙「それは全体のポイントの分かれ方見ないと判断しかねるわ三奈ちゃん」
ミ「競技中は個性発動アリの残虐ファイト!でもあくまで騎馬戦、悪質な崩し目的での攻撃などは一発退場とします!」
爆「チッ」
やるつもりだったんだね爆豪くん
ミ「それじゃこれよりチーム決めの交渉スタートよ!」