第4章 学級委員長!
轟「どうした?」
私が指をさした方向に、轟くんも目線をやった。そして、納得したように頷く。
『ほら、外…もしかして、侵入したのって』
轟「マスコミ、か」
そういえば朝はしつこい記者に囲まれたな、と轟くんが呟く。そっか、敵じゃないのかとそこにホッとしつつ、私たちはその場にとどまることにした。
すると
飯「皆さん!大丈ー夫!!」
なんと、非常口みたいな感じの飯田くんが、上部から叫んでいた。
飯「ただのマスコミです!何もパニックになることはありません!
大丈夫!ここは雄英!最高峰の人間にふさわしい行動をとりましょう!」
その言葉にみんなが安心し、混乱が治まっていく。何だマスコミかー驚かすなよーと、みんな悪態をつきながら各々の教室に戻って行った。そして、ようやく周りに人がほとんどいなくなり、身動きの取れない苦しい状況から解放される。
『はあ…よかったね。何事もなくて』
轟「ああ。…甘風、そういえばなんで1人だったんだ」
『え?あ、私…?はぐれちゃって…』
轟「そうか。お前を1人にするなんて、あんま関心しねえな」
ちょっとビックリした。まさか轟くんが私の名前を知っててくれたとは思ってなかったから。
『これだけ人がいるし、もみくちゃになってたから仕方ないよ。さ、私たちも教室もどろ?それと…ありがとうね、轟くん。助けてくれて嬉しかった。』
轟「!!!あ、ああ…」
そうして2人で教室に戻ると、電気たちになんで轟と?って言われた
『私のヒーローだったから』
そうやって答えると、電気は固まり、なぜか轟くんまで固まった
そのあと、緑谷くんの提案により委員長が飯田くんに代わった。あれだけ頑張ってたし、適任だよね!