第5章 emergency
相「今日のヒーロー基礎学だが俺とオールマイト、そしてもう1人の3人体制で見ることになった」
「何するんですか?」
相「災害水難なんでもござれ。レスキュー訓練だ」
上「レスキュー…今回も大変そうだな」
芦「ねえ~」
切「バッカおめぇこれこそヒーローの本分だぜ。鳴るぜ腕が!」
相「訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗って行く。以上、準備開始」
みんな着替えて外に出た。レスキューか…私の個性で何ができるかな。ちょっとバスの中で考えよう。
麗「デクくん体操服だ。コスチュームは?」
緑「戦闘訓練でボロボロになっちゃったからサポート会社の修復待ちなんだ」
そういえば、爆豪くんにボロボロにされてたね…そしてバスでは私はその爆豪くんの隣に座った。なぜか突然爆豪くんに腕掴まれて連れてかれたから。電気は私の隣に座るつもりだったみたいで、その爆豪くんの行動の早さに驚いていた。
爆「悩んでんのかよ」
『え?あ、そうかも…私の個性って対人向けで…レスキューって何ができるかなって…』
爆「んなこと言ったら俺だってだわ。けど、てめえはそんな心配ねえだろ」
『なんで?』
爆「てめえのこと見てると、安心すんだよ。助けられた側は…って、なんだよ」
まさか爆豪くんにそんなこと言ってもらえるとは思わず、思わず凝視してしまった。というより、爆豪くん、こんなこと言えたんだ…
『え、だって…安心って…え?』
爆「覚えてねえならいいわ!!ああクソ!つか、あのでけえハートに乗っけて飛び回って助けられんだろ!?」
『あ、そうか!確かに!その発想なかったかも~』
そっか、そんなこともできるかも!
爆「つか、受験ときどうやったんだよ。ロボまで石化できんのかよ」
『蹴りだけならね。弓とピストルは、無機物には効かないんだ…』
爆「ま、俺にはぜっってェ勝てねえが、使える個性だな」
『ば、爆豪くんに褒められた…!』
爆「てめえは俺をなんだと思ってんだ!」
それとかぶさるように、切島くんが「まあ派手で強ぇっつったらやっぱ轟と爆豪だな」と言った