第4章 学級委員長!
『敵が侵入したってこと?』
切「とりあえず、指示に従って外出るのがいいのか?」
瀬「ちょ、混乱状態すぎてやべえよ!」
廊下に出るとすぐに大勢の人にもみくちゃにされる。そのせいで電気たちと離れてしまった。どうしよう、1人になっちゃった…みんな混乱で周りが見えていない。もしこんな時に敵が現れたりしたら…!こんな中で1人なんて…そんな不安の中、1人耐える。
(う、苦しい…!)
周りがゴツい男の人になって、いよいよ息苦しくなった
そんなときだ
『ひゃっ…』
轟「大丈夫か…?」
『え、?轟くん…?』
轟「ああ。とりあえず、窓側寄るぞ」
なんと、轟くんが私を庇いながら移動してくれた。そこは先ほどとは違い比較的苦しくなかった。
けど…
轟「こうしてれば、少しは楽だろ」
轟くんが、窓に手をついて私のスペースを確保してくれる…いわゆる壁ドン状態。助かるけどすごく近くて、緊張する。けど、これが彼の優しさなんだよね。やっぱり、彼もヒーロー科の人だ。
『あ、あれ…!』
轟「どうした?」
『ほら、外…もしかして、侵入したのって』
轟「マスコミ、か」
そういえば朝はしつこい記者に囲まれたな、と轟くんが呟く。そっか、敵じゃないのかそこにホッとしつつ私たちはその場にとどまることにした。
すると
飯「皆さん!大丈ー夫!!」
なんと、非常口みたいな感じの飯田くんが、上部から叫んでいた。
飯「ただのマスコミです!何もパニックになることはありません!
大丈夫!ここは雄英!最高峰の人間にふさわしい行動をとりましょう!」
それに安心し皆の混乱も治まってくるのがわかる
『はあ…よかったね。何事もなくて』
轟「ああ。…甘風、そういえばなんで1人なんだ?」
『え?あ、私…?はぐれちゃって…』
轟「そうか。お前を1人にするなんて、あんま関心しねえな」
ちょっとビックリした
まさか轟くんが私の名前を知っててくれたとは思ってなかったから
『これだけ人がいるし、仕方ないよ。さ、私たちも教室もどろ?』
そうして2人で教室に戻ると、電気たちになんで轟と?って言われた
『私のヒーローだったから』
そうやって答えると、電気は固まり、なぜか轟くんまで固まった
そしてそのあと、緑谷くんの提案により委員長が飯田くんに代わった。あれだけ頑張ってたし、適任だよね!