第14章 新しい生活
『…ありがとう。それでも、私は自分が許せない…だからね、私…ちゃんと強くなるから。強くなって、今度は私がみんなを助けるから。だから…まだみんなと一緒にいさせてください。みんなと一緒に…ヒーローを目指したいから…』
緑「っ、当たり前だよ!甘風さんは、誰にでも優しくて、強くて、僕にとっても憧れのヒーローなんだよ!?」
飯「ああ、緑谷くんの言う通りだ!君ほど素敵なヒーローはそう多くはない!ぜひ、これからもたくさん学ばせてほしい!」
蛙「ええ、貴方は素敵なヒーローよ。私も負けていられないわ。」
麗「そうそう!それにA組にはマナちゃんがいないと!」
八「ふふっ、貴方がいないと覇気がなくなる方も多いと思いますわ。…ね、轟さん。」
轟「…うるせえ」
切「…そうだ。マナがいねえと困るのは、俺だけじゃねえんだ。みんなお前を必要としてるぜ」
みんなの温かい言葉に、胸がじんと熱くなる。さっきまでのモヤモヤが嘘だったかのようだ。もう、苦しくなんてない。
『ありがとう。みんな、明日からもよろしくね!』
「うん!」「ええ!」など、みんなが返事をしてくれると、時間はちょうど22時を過ぎたところだった。明日も授業があって早いということで、みんなそのまま各々の部屋へ戻っていった。
『ありがとう、響香』
響「どういたしまして。もう平気?」
『うん、ばっちり!』
響「じゃ、マナの部屋の片付けやりますか〜」
『え!?さすがにいいよ!』
響「こんな時間から何時間かけてやるつもり?2人でやった方が早いでしょ、ほら、行くよ!」
響香の勢いに押されてその後2人で私の部屋を片付けることに。結局片付けおわったは0時過ぎだった。響香には今日の色んなお礼を込めて、今度ご飯を奢ると約束したのだった。