第14章 新しい生活
相「学生寮は1棟1クラス。右が女子、左が男子と分かれてる。ただし一階は共同スペースだ。食堂や風呂、洗濯などはここでおこなう。」
相澤先生の案内で、私たちは寮に足を踏み入れる。
中はとっても広く、新築であるためものすごく綺麗だ。天井も床もピカピカで、家具も高級感のあるものばかりだ。感動しているのは私だけではないらしい。みんなが各々、はしゃいでいる。
透「おおー!!」
瀬「中庭もあんじゃん!」
芦「キレー!ソファ!!」
麗「豪邸やないか…!」
バタッ
飯「麗日くん!?」
お茶子ちゃんがあまりの豪華さに殺到してしまっていた。わかるよ、こんな素敵なところに住めるなんて驚いちゃうよね。
峰「聞き間違いかなあ…フロ、洗濯が共同スペースゥ!?ごくり…夢か!?」
相「男女別だ。お前いい加減にしとけよ」
峰「ビク!!!
…はい」
峰田くんはいつも通り、下心を丸出しにしていたら相澤先生に怒られておとなしくなった。
相「部屋は2階から、1フロアに男女各4部屋の5階建て。一人一部屋、エアコン、トイレ、冷蔵庫にクローゼット付きの贅沢空間だ」
共同スペースが豪華だったため、個室も期待していたけど、期待通りの広さと綺麗さ!これは確かに贅沢空間!
緑「ベランダもある!すごーい!」
上「うぇい!」
『素敵だね!』
まだウェイ状態の電気と贅沢空間の感動を共有する。
八「我が家のクローゼットと同じくらいの広さですわね」
麗「豪邸やないかい!!」
バタッ
飯「麗日くん!!」
またしてもお茶子ちゃんが倒れてしまった。さすがに心配だ。
相「部屋割はこちらで決めた通り。各自、事前に送ってもらった荷物が部屋に入ってるから、とりあえず今日は部屋作ってろ。
明日また、今後の動きを説明する。以上、解散!」