第12章 林間合宿
『わあ!ひろーい!』
麗「マナちゃん落ち着いて!滑ったら危ないよ!?」
私たちは温泉に来ていた
思った以上に広くて綺麗でビックリ!と感動して思わずはしゃいでしまった。そんな感動の中、ちゃぽんとつかったお湯はいい湯加減で、ほあ〜…とだらしない声をあげてしまったのは許してほしい。
そんな中、ジーっと私の胸を見つめる響香の視線に気づいた。
耳「マナ胸大きくなったんじゃない?」
芦「たしかに!誰かに揉まれたか~!?」
『えええ、!?違うよ!』
耳「轟か?」
『だから違うんだってばーーー!!』
焦凍くんにこれが聞こえてたらどうするの!とわたわたと慌てる私に遠慮なしに2人が責め立てる。それをおさめてくれたのは百ちゃんの落ち着いた声だった。
八「でも、本当に羨ましいですわ。マナさんは綺麗ですもの」
『ももちゃんの方がだよ!お肌綺麗だし!』
八「まあそんな…ありがとうございます!」
そうしてしばらく私たちは温泉につかる
麗「気持ちいいねえ」
耳「温泉あるなんてサイコーだわ」
そんな会話をしていると
『みんな、ごめんちょっと…』
その私の声でみんなが静まる
麗「まさか、また?」
『みたい…ちょっと大きめのバスタオル貸して』
私はバスタオルを借りてからだに巻く
そして
八「マナさん!?」
ヒョイっと壁に登り上がった
そして
峰「壁とは越えるためにある!Plus ultra!!」
『ピストルキッス』
パァン!!と1発放つ
峰田くんの腕にそれが当たり、彼の右腕は見事に石化した。
すると
『あ、ごめん…えっと、でも峰田くんは戻してあげないから!!』
顔を赤くした男性陣と目が合ってしまった。よくよく考えたらとても恥ずかしくなって、あわてて女湯に戻る
麗「あ、ありがとうマナちゃん!けどもうそんなかっこで男の子の前に出たらあかんよ!?」
『う、うん…気をつける…』
蛙「でも本当に助かったわ、ありがとう」
恥ずかしい思いをしたけど(自業自得)女の子たちにたくさんお礼を言われて心がポカポカする
しかし、まだ懲りていなかったのか、片手だけで再度登ってきた峰田くん……そんな彼は今度は小さな男の子に制裁をくだされたのだった。