第9章 成長
オ「ハイ私が来た」
そう言ったのは言わずもがなオールマイト先生
なんかやけにあっさりしてるな…そろそろネタが尽きてきたのかな?
オ「ってな感じでやっていくわけだけどもね。今回のヒーロー基礎学だが職場体験直後ってことで遊びの要素を含めた救助訓練レースを行うことにする!」
飯「救助訓練ならUSJでやるべきではないのですか!?」
オ「あそこは災害時の訓練になるからなぁ。私は何て言ったかな?そうレース!」
れ、レース…この広い場所で?
オールマイト先生の説明では1組ずつのレースで、だれが1番にオールマイト先生を助けに行けるかどうかという
なるほど、わかりやすい!しかも私は飛べるから有利なはずだ
オ「もちろん建物の被害は最小限にな!」
爆「指さすなよ」
オールマイト先生は前回のこともあり、爆豪くんに注意を促した
そして一戦目
切「クラスでも機動力いい奴が固まったな」
1組目は芦戸、緑谷、尾白、瀬呂、飯田
八「強いて言うなら緑谷さんが若干不利かしら」
耳「確かに。ぶっちゃけあいつの評価ってまだ定まんないんだよね」
八「何か成す度大ケガしてますからね」
でも、あの時見た緑谷くんは…自在に使いこなしてた。彼は、きっと大きく成長してる…!
切「トップ予想な。俺、瀬呂が1位!」
上「でも尾白もあるぜ」
峰「オイラは芦戸!あいつ運動神経すげぇぞ」
爆「デクが最下位」
とりあえず爆豪くんは緑谷くんが気に入らないんだね…
私は緑谷くん、いいとこいくと思うけどなあ
麗「ケガのハンデはあっても飯田くんな気がするなぁ」
蛙「ケロ」
オ「それではSTART!」
オールマイト先生の合図でみんなが一斉に動き出す
切「ホラ見ろ!こんなごちゃついたとこは上行くのが定石!」
障「となると滞空性能の高い瀬呂が有利か」
始めは範太くんがすごく有利に見えた
しかし
上「おおお緑谷!?」
切「何だその動き!?」
そう、緑谷くんが成長を見せたのだ。今までのような怪我を負うことなく自在に操れるようになっている。
轟「言われてみりゃ…何だあの動き」
麗「すごいピョンピョン…何かまるで…」
勝己くんみたい
そう思って彼を見ると、彼も同じように感じていたらしい。歯を食いしばって画面を食い入るように見ている。その姿はとても悔しそうで…
何を、そんなにも焦っているの?