第8章 職場体験
相「全員のヒーロー名が決まったところで話を職場体験に戻す。期間は1週間。肝心の職場だが指名のあった者は個別にリストを渡すからその中から自分で選択しろ」
え、じゃあ私は2000弱の中から選ぶの…?そんなに見れるかな…
相「指名のなかった者はあらかじめこちらからオファーした全国の受け入れ可の事務所40件この中から選んでもらう。それぞれ活動地域や得意なジャンルが異なる」
ミ「例えば13号なら対ヴィランより事故・災害などの人命救助中心、とかね」
切「俺は都市部での対凶悪犯罪!」
蛙「私は水難にかかわるところがいいわ」
みんなだいたいの方向は決めているんだ…私は、どうしたいんだろう
昼休み
芦「みんなどのプロ事務所に行くか決めた?」
峰「オイラはMt.レディ!」
蛙「峰田ちゃんやらしい事考えてるわね」
尾「芦戸もいいとこまで行ったのに指名ないの変だよな」
芦「それ~」
麗「デクくんはもう決めた?」
お茶子ちゃんが緑谷くんに尋ねるが、当の本人はなにやらブツブツ呟いている。これ、よく見るなあ…
そして緑谷くんの意識が戻り、彼がお茶子ちゃんに反対に尋ねる
茶「実は私もう決めてるよ。バトルヒーロー「ガンヘッド」の事務所!」
緑「ゴリッゴリの武闘派じゃん!麗日さんがそこに?」
麗「うん、指名来てた!」
緑「僕はてっきり13号先生のようなヒーローを目指してるのかと」
麗「最終的にはね。でもこないだの体育祭で爆豪くんと戦って思ったんだ。強くなればそんだけ可能性が広がる!やりたい方だけ向いてても見聞狭まる!と」
なるほど、勝己くんの影響か…それだけ、彼はすごかったんだ
『それよりさっきから気になってたんだけど、震えてるね?』
緑「あ、これ空気イス」
麗「まさか授業中ずっと!?」
峰「空気イスとか古くね~か?」
尾「何言ってるんだ!空気イスは筋肉の等尺性収縮を応用した動けない状態でも手軽にできるトレーニングだよ!」
お、尾白くん詳しいなあ…
と、みんなで会話しているときだ
相「甘風、ちょっと来い」
突然、相澤先生から呼び出される