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夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》

第10章 お疲れさま♪


櫻「智くん、ありがとね…すっごく幸せぇ」

用意した食事とお酒を嬉しそうに口に運ぶ翔くん。
喜んで貰えて良かった。

大「ねえ、翔くん…明後日俺も仕事OFFだからさ、どこか出掛けようか」

櫻「え?いいの?」

大「うん、最近ふたり一緒の休みってなかったでしょ?翔くんの行きたいところに行こう?」

櫻「だったら、花見!」

笑顔で即答した翔くん。

大「花見?そう言われれば俺ももう何年もゆっくり花見してないなぁ」

櫻「でしょ?天気も良さそうだし、桜見ながらお酒飲みたいなぁ…」

大「翔くんほんとお酒好きだよね~?いいよ、花見酒しよう」

櫻「やった!楽しみ~」

翔くんが抱きついてきた。
嬉しそうな翔くんを見てると俺も嬉しい♪

櫻「…ねぇ智くん…」

大「ん?なに?」

少しうるうるした翔くんのおめめが俺を見上げる。
 
櫻「あのね、もう一ヶ所…これから智くんと行きたいところがあるんだけど…」

大「これから?もうお酒飲んじゃったでしょ?タクシーでも使うの?」

せっかく疲れてる翔くんを休ませてあげようとしてるのにこれから出掛けたいだなんて…

櫻「大丈夫、外じゃないから…」

頬を桜色に染める翔くん…外じゃない?

大「どこ?」

櫻「智くんとしか行けない…ふたりで幸せになれるところ」

恥ずかしそうに言う翔くん。

大「いいの?疲れてるでしょ?」

翔くんはコクりと頷くと俺の目を見つめた。

櫻「俺ね、お酒も好きだけど一番好きなのは智くんだから…お酒よりも智くんに癒してもらいたいな…いい?」

大「もちろん!喜んで」

俺は立ち上がると翔くんの手を引いて寝室に向かう。
ベッドの上で翔くんをゆっくりと押し倒し、翔くんの顔の両脇に手をつき見つめ合った。

櫻「智くん、これからも俺のこと癒してね?」

大「だったらずっと俺のこと好きでいてよ?」

櫻「うん…ずっと大好きだよ」

翔くんの腕が俺の首に回り引き寄せられる。
さっき我慢した分、と~っても甘くて濃厚なキスを交わした。
モチロンそのあとはキミが望んだふたりだから行ける幸せな世界へ…

キミが俺を必要としてくれる限り俺はこれからもキミを癒し続けるよ❤


おわり
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