夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》
第2章 Sunflower
「ねぇねぇ、翔ちゃん」
「ん、何?相葉くん」
翔くんと楽しそうに談笑する相葉ちゃん…
「ねぇねぇ、ニノ~!」
「なんですか、相葉さん」
ニノに抱きつく相葉ちゃん…
「あ~、松潤お疲れ~この前ネットで見た商品さぁ」
「あ~、あれね…どうするか決めた?相葉くん」
松潤と肩を寄せ合いスマホを覗く相葉ちゃん…
みんな相葉ちゃんが近くにいるだけで笑顔になるんだ。すげぇな相葉ちゃんの元気パワー。
「おじさん、そんなに目で追ってて疲れませんか?」
「大丈夫なんじゃね?なんたって癒しの相葉くんだから」
頭の上から楽しそうなふたりの声が聞こえた。
「そんだけ見てるのになんであの人気づいてあげないんでしょうね?」
「ん~、相葉くんの場合色んな所に興味持ちすぎなんじゃないかな」
「あ~、確かにね…おじさん相葉さんゲットしたいならハッキリ言わないと駄目みたいですよ?」
なんだなんだふたりして、勝手なこと言ってる。
「誰が誰をゲットするんだよ?」
「だから智くんが相葉くんをゲットするんでしょ?」
「なんで俺が相葉ちゃんのこと…」
「まさか、気がついてない訳じゃないないですよね?」
「なにを?」
「大野さんが相葉さんのことを好きだってこと」
は?俺が相葉ちゃんのことを好き?
「な、なんだよ、それ!」
思いっきり立ち上がると相葉ちゃんと松潤もこちらを見た。
「どうした?リーダー」
「何かあったの大ちゃん?ニノと翔ちゃんに苛められた?」
近くに来て顔を覗き込む相葉ちゃん。
いつもの距離なのに心臓がドキリとなった。