夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》
第6章 呉越同舟 その後
やっとニノのキスから解放された翔くんは頬が紅く染まってた。
「じゃあ、次はモンブランどうぞ」
俺はケーキを唇でくわえ翔くんの口に押し込み更に舌を侵入させる。
ゴクンとケーキを飲み込む翔くん。舌を絡ませて吸い上げると鼻から抜けるような甘い息が漏れる。
「んっ、ふぅ…」
翔くんから離れ顔を見るととろんとした目をしてた。
「お前ら!いい加減にしろよ!お祝いしに来たんだろ?」
「そうですよ?でも翔さん気持ち良さそうですけど?」
ニノにそう言われ恥ずかしそうに俯く翔くん。
「この前のお祝いの時も翔ちゃん気持ち良さそうだったよねぇ」
「リーダーだってさぁ、あの後燃えたんじゃないの?翔くんかなり啼かされてたよね?」
言葉に詰まったリーダー。
あの日、俺たちが翔くんを抱いた後ふたりきりで始めたリーダーと翔くん。俺たち4人で抱いた時より翔くんの声が色っぽくて激しくて、耳に残った。
あの時はリーダーが『最後だからな』って言って納得したけど、その後あの翔くんの声を聞いて俺たち3人の考えは変わった。
3人共通の思い…『また翔くんを抱きたい』
その思いを達成する為に今日を待ってたんだ。