夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》
第1章 呉越同舟
その後翔くんは抵抗することなくメンバー4人からの愛を受け止めた。
「ああぁっっ!や…もう、ム、リ…さ、と…」
最後大野さんの腕の中で意識を飛ばした翔くんは俺が抱いていた頃よりずっと綺麗だった。
「あ~あ、やっぱり美味しいとこ持ってくんだから、大野さんは~」
「ふふっ、いいだろ?抱くことが出来ただけありがたく思えよ」
翔くんを腕の中で抱きしめ髪を優しく撫でるリーダーはとても愛しそうに翔くんを見つめる。
「ま、しゃあないよな…翔くんを手離した時点で二度と抱くことなんてないと思ってたのにこうして抱けたんだから」
「そうだね、俺だって翔ちゃん抱けるなんて思ってもみなかったよ」
「普通ないですよ、しかも恋人公認ですから」
「お前らが今でも翔くん大好きなのはわかってるし、大切なのもわかってる…でも、これで最後だからな?」
「わかってますよ…大野さんほんとは今心の中嫉妬が充満してるでしょ?」
「うん…ほんとはぜーっ対!嫌だったけど、お前らの気持ち考えると他人事じゃないし…これから先の事考えるとここでケジメつけた方が嵐の為にいいのかなって…」
「翔くん抱いてるリーダー見たときわかったよ、リーダーすっげぇ我慢してくれてたんだなって…手加減しなかっただろ?」
「出来なかった…みんなに抱かれて気持ち良さそうにしてる翔くんみたらつい…俺、全然器大きくないよ…」