夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》
第5章 いま愛を語ろう
翔くんを思いっきりぎゅっと抱きしめた。
「智くん?」
「翔くん…愛してる」
腕の中でピクッと動く翔くん…
「…うん、俺も…」
そう答える翔くんの声は涙声だった。
少し身体を起こし翔くんの顔を見ると涙が止まらなくなってた。チュッと頬にキスを落とし、ふっと笑った。
「翔くん可愛い…」
「そんなことないよ…」
頬を紅く染める翔くんはやっぱり可愛くて我慢してた俺の中心も限界を越えた。
少し腰を引き再び奥を突く。
「あ、んっ!」
可愛い翔くんの声を聞き、もう止まれなくなった。
腰を大きく動かし始めると翔くんの可愛い声も艶を含んでくる。
「あ、あっ…ぅん、んっ…はぁ、ん…」
身体をしならせ快感を全身で受けとめてる翔くんの姿は妖艶だった。更に深く繋がりたくて最奥を抉るように腰を送る。その瞬間翔くんの身体が今までにないくらい跳び跳ね悲鳴の様な声をあげた。
「やぁっっ!」
「翔くん?大丈夫⁉」
蕩けきった翔くんの顔…もう一度同じように突き上げるとまた同じように悲鳴をあげる。
「あぁっ!そ、こ…や、めて…」
「ここ?」
奥を突いたまま腰をグリグリと押し付けた。
「ああんっ!やあっ…ん…」
弓なりに背中を反らせ腰を引こうとするから両手で腰を抱え込み何度も奥を突いた。
「ああぁ、あ、やぁ、あっ…さと、し…くん…」
翔くんの手が俺に向かって伸びてくる。その手を握りベッドに押さえつけた。
ひたすら腰を振り続けると翔くんの腰も同じリズムで揺れ始めた。
「あ、あ、あ…さ、と…く…も、だめ…イ、キそ…」
「うん、いいよ…イって」
ぎりぎりまで引き抜き最奥へ一気に突き上げ腰を押し付けると悲鳴と共に翔くんは熱を吐き出した。
「あああぁぁーっ!」
翔くんのナカが蠢き搾り取られるように俺も熱を吐き出した。
「うぁっ…」
そのまま翔くんの上に崩れ落ちるように倒れ込んだ。
「はぁ、はぁ…」
ふたりの荒い呼吸が重なる。