夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》
第4章 wish
「あぁっ!ニノ!や、めっ!」
翔さんのナカはキツくてなかなか進んでいかない。一度動きを止めた。
「翔さん、深呼吸して」
翔さんは大きく息を吸い吐き出す。
「もう一回」
息を吸い吐き出すタイミングでぐっと力を込めた。
「ああっっ!」
「大丈夫?」
「…うん」
涙を滲ませた目で俺を見た。
「よかった…全部入ったよ」
そう笑顔で伝えると、翔さんは嬉しそうに微笑み俺に抱きついた。
「ニノ…好き…」
俺の胸の中で呟く翔さんが可愛くて愛しくて泣きたくなった。こんなに大切に思える存在に出会えて良かった。
「翔さん…愛してる…」
そう言うと翔さんはゆっくりと俺から離れ俺の顔を見た。
「うん…俺も…」
美しく微笑む翔さんの頬を一筋の涙が溢れた。
翔さんにキスを落とし、ゆっくりと腰を動かした。
「あっ!」
「一緒に幸せになろ?」
「うん…あっ!」
少し奥を突くと翔さんの身体が跳ねた。
「気持ちいい?」
「あ、そこ、い、いかも…」
同じ所を狙って突く…更に翔さんの身体が跳ねた。
「やっぱりいいんだね、ここ」
「ん、いい…」
紅潮させた翔さんの顔。俺は執拗にそこを狙った。
「あ、あ、んんっ、ニ、ノ…そこばっか、だ、め…」
そう言う翔さんの顔は蕩けきってた。
「気持ちいいのに?」
「気持ち良すぎておかしくなりそう…」
「じゃあ、おかしくなって」
そう言い放つと腰を動かすスピードをあげた。
「あ、あん、あっ!ニノっ!やぁっ!」
身体を捩り快感を逃がそうとする翔さん。
「嫌じゃないでしょ?気持ちいいのに…」
首を横に振る翔さん。
「だっ、て…こん、なの…俺、じゃ、な…」
「ううん、翔さんだよ…俺だけに見せる素の翔さん…もっと見せて…」
更に奥を抉るように擦る。
「あああぁぁっ!ニノォっ!」
翔さんは背中をしならせ熱を吐き出し、俺もその後を追って熱を吐き出した。