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夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》

第4章 wish


「おはようございます」

レギュラー番組の収録日。楽屋に入ると翔さんがソファーに横になってた。近付いて顔を見るとちょっと顔色が悪い?体調良くないのかな?

「ん…」

翔さんの眉間に皺が寄りゆっくりと瞼が開いた。

「あれ、ニノ」

「おはよう翔さん、大丈夫?」

「え?何が?」

「具合悪いんじゃないの?顔色悪いよ?」

「あ~、うん、大丈夫…ちょっと睡眠不足かな?」

ぎこちない笑顔を見せる翔さん…何か悩み事?

「あまり無理しないでよ?翔さんがいないと皆困るし心配するから」

そう言ったら少し寂しそうな笑顔を見せた。俺、何か変なこと言ったかな…

「ん、気を付けるよ…みんなに迷惑掛けちゃうもんね」

ほんとはみんなじゃない…俺が心配なんだよ。

いつも頑張り過ぎちゃう翔さん。嵐の為に先陣をきって進んでく。俺はそんな姿を見て心配しながも何も出来ずにいた。

翔さんが隣に立つのは大野さんだけだから。

もちろんメンバーみんなで頑張ってるよ?でもやっぱりなんだかんだと嵐を引っ張ってるのはあのふたりで…

楽屋の扉が開き大野さんが入ってきた。

「はよ」

「おはよ、智くん」

さっきまでの悲しそうな笑顔はなく、大野さんに笑顔を見せる翔さん。やっぱり翔さんにとって大野さんは特別な存在なんだろうな…
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