夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》
第2章 Sunflower
「うん、知ってたよ…俺、松潤に言われるまで気が付かなかったんだけどさ、ずっと大ちゃんのこと見てるんだって」
「…俺と一緒だ」
「あ、でもね俺は大ちゃんのこと好きなのはちゃんとわかってたよ」
そっか、普通はわかるんだよな…翔くんもそう言ってたし…
「俺ね、相葉ちゃんの笑顔とか頑張ってる姿見るの大好きなんだ…でもそれが相葉ちゃん自身を好きなのかどうなのかわからなくて…だって他のメンバーも好きな所いっぱいあるんだもん」
「うん、俺も他のメンバーも大好きだよ?でもさドキドキするのは大ちゃんにだけだから特別なんだなって思ったんだ」
特別…確かに特別だよ、胸が苦しくなるなんて今までなかったもん。
そっか、俺にとって相葉ちゃんは特別好きな人なんだ。
「相葉ちゃん…俺も相葉ちゃんは特別好きみたい」
相葉ちゃんは嬉しそうに笑ってギュッと俺を抱きしめた。
「良かった…俺大ちゃんの特別なんだ」
「うん…俺も相葉ちゃんに特別って言われてすっげぇ嬉しい」
俺も相葉ちゃん背中に腕を回しそっと抱きついてみた。
ドキドキするけどこの状態が心地いい…これが幸せってやつなんだな…
「大ちゃん…」
相葉ちゃんに呼ばれ上を見た。
「なに?」
チュッ!
「へ?」
一瞬唇に触れて離れたのは相葉ちゃんの唇…
「嫌だった?」
嫌なわけないじゃん…寧ろ嬉しいし、一瞬じゃ物足りないと思った。俺ほんとに相葉ちゃんのことそういう意味で好きなんだ。
「嫌じゃない…けど足りない」
そう言うとニコっと笑った相葉ちゃんの顔が近づいてきた。
俺は目を閉じて相葉ちゃんの唇を受けとめる。さっきよりも長く触れあう唇…
嬉しくて心がポカポカする、やっぱり相葉ちゃんは太陽だ。