夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》
第11章 ひみつのナイショ噺 vol. 3
ガチャッ
大「おはよー!」
櫻「おはよ…」
二松「………」
相「おはよ、ふたり一緒だったの?」
大「うんっ!まぁねぇ」
相「あれ?翔ちゃん具合悪い?」
櫻「えっ、あ、そんなことないよ」
相「そう?顔が火照ってる感じがするし、目も潤んでるし、なんか怠そうに見えるんだけど」
大櫻「………」
松「まったく!朝から何やってんだよ…」
二「ほんと、似た者夫婦って言いますけどね…」
呆れ顔のニノと松潤…まさかバレてる?
相「え?なに?どういうこと?」
松「だから、朝からお仕置きされたんだろ?翔くん」
二「しかもワザとね?」
翔くんの顔を見たら真っ赤に染まってる。
相「ワザと?」
松「お仕置きされたいんだよ、リーダーに」
二「だから風磨のこと大野さんに言わず無断で泊めたんですよ」
松「リーダーはリーダーで夕べ風磨と翔くんが飲みに行ってるの知ってたくせに、夜連絡取らないで朝になってから泊まったかどうか風磨に探りの連絡入れたんだよ」
うっ…なんでコイツらこんなに鋭いんだ…
松「『お仕置き』なんて言ってるけど、ふたりともお互いに楽しんでんだろ?」
二「ほんとにまぁ、似た者夫婦なんだから」
大櫻「///」
バレてるっ!見事に大正解!
あれから数回、翔くんと風磨は飲みに行ってるけど、その度に翔くんは風磨を泊めてる。
俺は敢えて朝になってから風磨に連絡取って、お仕置きと称して翔くんの家に乗り込んでる。
松「そんなまどろっこしいことしてないで普通にスレばいいだろ…」
大「だってぇ、お仕置きって言った方が盛り上がるんだもんっ!
謝りながら欲しがる翔くんがツボって言うの?」
櫻「っ///」
相二松「………」
松「とうとう後輩にも被害が及んだか…」
二「風磨の場合利用されてることに気付いてないからいいんじゃないですか?その分翔さんに美味しいものをご馳走になれてますしね」
おわり