黒バスshort stories ver,Christmas
第8章 How to ≪火神大我≫
ちょっと興味がわいてきて私は聞いてみた。
「ね、アメリカではどうやってクリスマス過ごすの?」
「友達呼んだり親戚があつまったりしてでかいパーティーするな。料理も手の込んだやつだし、とりあえず関わりのある奴全員でお祝いするって感じだ。」
「ふーん。あ、じゃぁ恋人同士は?」
一瞬真面目に考える顔をすると次の瞬間頬を真っ赤に染めて私の頭をわしゃわしゃとなでた。
「何よー!」
「バカ!んなもん恥ずいだろ!」
「えー。大我のケチ。」
「ケチと言われようが恥ずいもんは恥ずいんだよ!」
立ちあがって私の腕をつかみながら歩き出す。掴まれている腕が以上に熱く感じて、彼の大きな手に私の想いは届いているのかな、と笑みがこぼれた。
「なぁ、紫苑。俺ん家よってかね?なんか御馳走してやるよ。」
「本当?!やった!大我大好き~!」
「調子のいい奴。」
笑いながらいうから皮肉になんか聞こえない。彼の作るお料理は美味しいし、なによりの私へのプレゼントになる。