• テキストサイズ

<イケメン戦国ショートストーリー集>戦国の見える蒼穹

第192章 日々、愛が深まる ― 佐助&姫 ―


「愛してる」

毎日毎日、愛する度数があがっていくんだ。

きみは俺の言葉を聞いて、頬を赤らめるだろうけれど、毎日だって何回だって言おう。

「佐助くん…もう、そんなしょっちゅう言わなくても…ばかぁ」

舞さんは軽く俺の肩を叩いてくるけれど、それは照れによるものだってわかるよ。

「いや、会う度に言わないと、その次会った時にもっと言いたくなるんだ」

俺が真顔で言うと、舞さんは目をぱちくりさせ、益々顔を赤くする。

「そ、そんなに言わなくても…その…佐助くんの気持ちはわかったから…っ」

恥ずかしがるのはわかるけれど、俺は毎日きみへ気持ちを伝えたい。

「でも毎日でも言わないと、俺のきみへの気持ちが破裂しそうなんだ」

「…っ、わ、わかったよ…佐助くんの言葉は恥ずかしいけれど嬉しいもん…」

照れているのがわかって、舞さんが可愛くてならないな。

「照れるのはわかるけど…」

俺がふと、気付いて口を開くと、舞さんはこちらを顔を赤くしたまま見る。

「その照れてる可愛い顔、他の人にも見せてない…よね?」

「…え?」

俺はめがねのつるを軽く直しながら再度言う。
/ 944ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp