<イケメン戦国ショートストーリー集>戦国の見える蒼穹
第163章 驚かし、驚かされ ― 信玄&姫 ―
「信玄、様っ…」
驚く舞に、俺は薄く笑って口付けた。
「そんな風に表情をくるくる変えるきみは、本当に可愛いくてたまらないな」
「…っ、そんな事、言われても…」
「もう一度、俺に愛されなさい」
俺は言葉を塞ぐために再度口付けると、舞はおとなしくなり、俺の口付けとからだの熱をあげる愛撫を、小さく吐息をつきながら受けていく。
-ああ、いいこだ、俺の愛を受けて、俺好みの天女に変化していく舞を、俺はゆっくり味わおう。
-舞は素直で愛らしくて、清楚と思えば大胆に妖艶な姿を見せて、俺は日々魅力にとりこになっていくのを、きみは知っているのだろうか。
-そんな余裕の無い俺を見せるのは癪だから、俺は舞へ欲をぶつけて、俺の愛を全身で受け止めてさせて、余裕の有る振りを見せてあげよう。
着物を脱がせる前と雰囲気を変えておんなの色香を漂わせる舞へ、俺はまた沸いてくる欲情を全身でぶつけていく。
俺の愛を受け止め、からだを震わせる舞が愛しくて、俺はいつまでもこうしていたいと思う。
「疲れたか?」
「いいえ、ちっとも…信玄様…」
俺の言葉に小さく返事をする舞が驚くような可愛い事を言い、俺はきつくきつく舞を抱き締め、愛をいつまでも囁こうと思う。
「愛してます、ずっと、いつまでも。だから、私と一緒にいてくださいね」
<終>