• テキストサイズ

<イケメン戦国ショートストーリー集>戦国の見える蒼穹

第142章 膝枕 ― 秀吉&姫 ―


「最近の秀吉さん、絶対無理しすぎてる!」

舞に注意されるが、俺にはそんなに無理しているとは思っていない。

「ううん、自分では気付いてないだけ、すごく疲れた顔、してるよ」

舞に言われ、確かに最近、寝るのがいつもより遅いのは否めない。

俺が返事に口ごもると、舞はぽんぽんと自分の膝を叩いた。

「はい、膝枕してあげるから、ここに寝て?」

ひざ、まくら?舞の膝に俺の頭を乗っけるのか?

俺は驚き、そんな事をして良いのかと、恥ずかしくなって口を片手で覆い、横を向いてしまった。

俺の様子を見て舞が言う。

「えー私の膝枕じゃ駄目?」

舞はむくれるが、むしろ俺は嬉しい、のだが…本当に良いのかと緊張してしまっていた。

「本当に…良いのか?」

恐る恐るといった体で俺は舞に聞いた。

「良いんだよ!秀吉さん、どうぞ!」

にっこり微笑んで舞がもう一度膝をぽんと叩き、俺は思い切って膝枕をさせてもらう事にした。
/ 944ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp