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<イケメン戦国ショートストーリー集>戦国の見える蒼穹

第94章 八重桜と闇を払う姫 ― 光秀&姫 ―


「み、光秀さん…」

俺の行動を思っていなかったらしい舞は、顔を赤くして俺を見つめた。

その顔を見ていたら、純情そうなその顔の裏に潜む、おんなとしての顔を突然、見てみたく、なった。

「そんな表情で俺を煽るのか…」

「え…?は…?一体何ですか…?みつ…!」

俺は舞に顔を近付け、この唇に自分の唇を合わせ、角度を変えて何度も口付けをした。

「…ん…ふ…」

俺に、おんなの顔を、見せてみろ、舞。

角度を変えて、唇をくっつけるだけの口付けから深いものにして、舞の口内を俺のものにする。

唇を離すと、とろりと蕩けた表情の舞が俺を見上げている。

良い顔をしている、と俺は思った。

おんなの顔に変化した舞の手をひいて、俺は二人になれるところへ舞を連れて行った。

俺の前で存分に啼いて、おんなの姿を見せるが良い。

乱れて、喘ぎ、小娘からおんなの艶めかしい姿を、俺に見せろ。

俺の真暗な闇を薄明りの闇に変えてくれるだろう、舞の艶麗な姿態に俺を惑わせ俺を惹きこませるが、良い。


<終>
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