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<イケメン戦国ショートストーリー集>戦国の見える蒼穹

第66章 邂逅 ― 義元&姫 ―


俺は近くにある大きな木へ舞の手を引いて行く。

俺が木によりかかるようにあぐらをかいて座り、そのあぐらの中に舞がすっぽり入り込んでしまう。

俺は舞を抱き締め、首筋に唇を這わす。

「ん…よし、もとさん、ここでは、人がきます…」

舞が俺の愛撫に瞬時に反応しながらも、人が来るからと抵抗する。

その抵抗具合も、美しい瞳が既に濡れたように色気を含むようじゃ、抵抗しているとは言えないな。

「こうして欲しいんじゃないの?」

俺は舞の可愛らしい唇をついばみ、だんだんと舞の顔が蕩けていくさまを堪能する。

「ん…あ…よし、もと…さ、ん…」

吐息が舞の口から洩れる。

ああ、堪らないね、舞が抱かれる時の声は、ねっとりとして甘い芳香を放つ、艶紅を思わせるようだ。

俺は舞の声をもっとむさぼりたくて、舞を高みへ誘う。

「こんな、とこ、じゃ…いや…」

嫌って言いながらも舞の顔は、言葉とは違う、もっと欲しいという顔をしている。

じゃあ、河岸を変えて、もっとお互いを深く知ろうとしようか。

今日はきみと過ごす事に決めてるから。


<終>
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