第21章 『勝敗』 ※R-18
「ん……っ、ん……」
耳元に寄せていた唇を
口元にやり、
また激しく重ね合う。
顔の角度を変えながら政宗の口内を貪っていき……
鬱陶しいとでも言いたげに乱雑に引っ張った帯を着々と解く蓮は、
ずっと気になっていたもうひとつの煩わしいものーーー右側にある眼帯を外してやろうと、そこに触れた。
が、
やんわりと手を押し戻される。
「…おっと……これは人前で外さないと決めてるんだ」
「ふふ、あんたでも恥じらいってもんがあるんだ。
………でも…ここは、いいよね?……」
開いた寝衣の合わせから覗く、この時代ならではの下着ーーーその布地にスッと指を乗せる。
盛り上がった形に沿って滑らせていくと……僅かに膨らみが増す。
「ほら……ここは外して欲しがってるみたいだけど?」
「は、厭らしい女だな。お前が外したいんじゃねぇのか?」
「………。
ほんと、口の減らない男……」
ーーーそうやって余裕な顔して優位に立とうとするなんて、許さない。
じっとり舌を降下させていき……
喉を通り、胸元にほんの少しだけ浮いている突起に辿り着く。
ちろちろと舐め回せば
下半身の盛り上がりがピクリと反応していて。
勘を頼りに、弄り続けていた手で適当に褌を暴いていくとーーー
力強く上向きにそそり勃つ滾りが表に現れ、
きゅ……と根元を握った。
硬く、しかし弾力性のある肥大したその感触は温かい。
想像以上の代物を前にして、私の性欲は更に煽られる。
「なにこれ……
入れたら、気持ち良さそー………」
胸元から一旦唇をそこへ移し、
先端に唾を垂らすと……
全体にぬめりが行き渡るよう上下にゆっくりと扱き始める。
「っ、はぁ……おい、そこには噛み付くなよ?」
「んー……どうしようかなぁ……」
首を傾げてわざと意地悪く言ってやった私は、
快感で微かに眉を歪ませた伊達の表情を見上げつつ腰を深く屈めーーー
滾りに、舌を這わせた。