第4章 止まらない涙
そっとその身体を布団へと寝かせて自分も元の布団の中に戻る。
甘い香りと柔らかい感覚が未だに残っているようで必死に考えないようにして眠りについた。
翌日、目を覚ました優仁は昨晩の事を何度も謝ってきた。
だけど、別に気にしてないと伝えた後に再度、優仁がもう悩まないで良いように伝えようと思った。
「優仁」
「なに?」
「もうさ、不安がるなよな。そりゃさ、一緒にいれば喧嘩だってする事もあるかもしんないけど、それでもまた仲直りして一緒にいるからさ」
「!!」
「勝手に終わりにしてさ離れていく事考えんなよ。どんな事になっても、離れるなんて選択肢を選ばないように二人でいっぱい話そうぜ」
何があるかなんてわからない。
たけど、まだ起こってもいない事を考えて不安になる必要なんてない。
どんな事があっても、一緒にいたいって俺がもうそう思ってるんだ。
「な?」
「ッ・・・うんッ」
そう言ってまた瞳に涙を溜めながら笑った優仁の顔を俺は一生忘れることはないだろう。