第1章 再出発の前奏曲
マイクヒーロー・プレゼントマイクによる実技試験の概要説明が終わり、実技試験の会場へとやってきた。
どうやら、今度は爆豪と同じ会場らしい。遠くから見てもいら立っているのがよくわかる。
大きく深呼吸し、調子を整える。
会場は市街地のように多くのビルが立ち並ぶ。
この会場が、戦場が、私のステージだ…!
そう考えただけで心が震えて、弾んでいてたまらない。
?「おい、てめぇ」
振り返ると、そこにいたのは相変わらず目つき、ガラの悪い青年、爆豪勝己がいた。
『やぁ、久しぶり。爆豪』
爆「てめぇ、何のこのこともどってきやがった。」
『えっ、何その物言い。私が逃げました、みたいなのやめてよ。』
爆「逃げただろうが。俺との勝負に。」
『いやいや、逃げたも何も…。』
と、言いかけた時。
「スターーート!」
と、試験開始の合図が鳴り響く。
爆「歌!俺と勝負だぁぁ!」
開始の合図が鳴り響くと、当時に爆豪が飛び出していく。
そんな、理不尽なぁ…。
私も負けじと試験会場へと飛び出していく。