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戦場の歌姫【ヒロアカ夢小説】

第3章 激動の序章曲


というわけで、バスでたどり着いたのは、テーマーパークに劣らず、広大な敷地内に様々な災害ゾーンを備えた嘘災害事故ルーム…略してUSJだった。

そこで出迎えてくれたスペースヒーロー13号から今回の授業の説明を受けていた。

13号「えー、では始める前にお小言を1つ、2つ、3つ、4つ…」

((増える…))

13号「皆さん、ご存じだとは思いますが僕の個性はブラックホールです。どんなものでもチリにして吸い込んでしまいます。」

緑「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね。」

いっくんが目を少年のように輝かせながら、その隣でお茶子ちゃんが大きく首を縦に振っている。13号は、「えぇ……」と肯定した後「ですが」と続ける。

13号「簡単に人を殺せる力です。皆さんの中にもそういう個性がいうでしょう。個人社会は個性の使用を資格性にし、厳しく規制することで、一見成り立っているように見えます。

しかし、一歩間違えれば、容易に人を殺せる。行き過ぎた個性を各々が持っていることを忘れないでください。」

13号の言葉にずしり、と心にのしかかる。

13号「この授業では…心機一転!人命のために個性をどう活用するかを学んでいきましょう!

君たちの力は人を傷つけるためにあるのではない。助けるためにあるのだと心得てくださいな」

13号の心強い警告に背中を強く押された気がした。

13号「以上!ご清聴ありがとうございました!」

13号がお辞儀をするとあちらこちらから、彼の言葉に感銘を受けた生徒から歓声が上がった。

そしていざ演習を始めようとした、その時だった。

セントラル広間から黒い靄みたいなものが見えたかと思うと、そこから明らかに雄英の先生でも学生でもない、異形の人々が見えた…。


―ー―ー―ー―敵?!
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