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嫌いだなんて言わないで

第2章 1人目 尾白猿夫







「恰好から入るってのも大切な事だぜ 少年少女!!
自覚するのだ!!!

今日から自分は…


ヒーローなんだと!!!!!」



「ほわー。みんなかっこいいなー。」



オールマイトの元に集まったみんなは様々特徴的なコスチュームを着ている。
女子のコスチュームもなかなか凄いが
男子のはごついのが多い分派手に見える。


(あのフルアーマーだれかな?あ、飯田くんかな?)


右側に白フルアーマーは皆のお手本と言わんばかりに
カクカクとした動きで歩いている。…飯田くんだろう。
真面目そうな感じが歩き方にも現れている。

ちらりと左側の様子を見ると、もう敵としか思えない形相とコスチュームの爆豪と目が合った。

ああん!?やんのかコラ!とばかりに睨みつけてくる最早敵を軽く受け流し
改めてオールマイトに向き直る。






「さあ 始めようか!!! 有精卵共!!!!


戦闘訓練のお時間だ!!!!!」



オールマイトの煽りに高揚感が高まっていく。
制御し続けてきた自分の力を思いっ切り使える。
やっぱりわくわくするじゃないか。



「先生! ここは入試の演習場ですが
また市街地演習を行うのでしょうか!?」



「いいや! もう2歩先に踏み込む!!!
屋内での対人戦闘訓練さ!!!!」






***********






地下モニタールーム




という訳でオールマイトの授業は始まった。

2人1組での対人訓練。
このクラスは奇数だからどこかのチームが3人になる。




「ってな訳でよろしくねー。切島と瀬呂ー」


「おう!任せろ!」


「3人チームかー。こりゃ勝てそうだな!」




私のところが3人チームになった。

切島と瀬呂はいいヤツらだし
昨日話したりもした奴らだから安心した。

やっぱり意思疎通はスムーズに行く方がいいからね!



他のチームはみんな2人チームだけど
やっぱり女子の数が少ないから、女子同士ってのはなかなかないなー。
と思いながら見渡していると、耳郎と目が合った。






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