第12章 私のサンタクロース
次の日、
葵「やったぁ!
これでいっぱーい練習する!」
葵はご飯どころじゃなくて、
練習するんだって一輪車に夢中
「うんうん。練習しなさいな」
和也は味噌汁をすすりながら、
葵のことを横目で見てそう言ってる。
悠「弟?妹?ねぇ、ママ!どっち?!」
『ふふ、さぁ…まだ分かんないよ』
「悠はどっちがいいの?」
悠「……どっちでもいい!」
「ふふ、そっか」
素敵なサンタさんのおかげで、
素敵な笑顔になってるみんな
葵「ママは?なーに貰ったのぉ?」
『ママはね…素敵なものもらったよ?』
葵「すてきな、ものぉ?」
『そう。
ずーっと大切にする。
そんな大切なものを貰ったの』
クリスマス
それは子供も大人も全ての人が、
笑顔になる日
もし1人のクリスマスだとしても、
きっと訪れるでしょう。
こんな、世界でもっとも素敵な日が
そんな日があなたにも来ますように
Fin....