第8章 心配性な旦那さん
『ん……』
カーテンから射す日差しに目が覚めた。
隣にはいたはずの和也はいなくて、
『和く~ん……ゴホッゴホッ』
呼んでもいないわけで……ん?
キッチンの方から何か音がして、
ベッドから降りて歩き出した。
ガチャっ
「熱っ!……はぁ……嘘でしょ(笑)」
どっかの雑誌で見たようなエプロンをして、
和也くんが料理をしてます。
『和也、おはよ』
「ん?あ……おはよ」
『ごはん……作ってくれてるの?』
「………お粥、食べます?」
『………それ、おかゆ?(笑)』
「一応、お粥です」
確かにお粥っぽいそれを私に見せるので、
『食べます』