第11章 大野さんとの1日
「もーちょっと…」
えー////
どうしよう、
大野さん…
離してくれない…
『……/////』
「…風邪引いたのとか
久しぶりだから
ちょっとくらい
甘えたっていいじゃん…」
大野さんはそう言って
またぎゅーってした。
『きっ、今日だけですからね!
今日だけですからね!///』
私はこの雰囲気を
どうしたらいいのか
分からなくて
とりあえず
大きい声を
出した。
「雛ちゃん
声でかい。
もうちょっとこう
雰囲気とかさ
あるじゃん?」
『う…すいません…』
それから
二人で抱き合って
お喋りしてると
コンコン…
ガチャ
部屋のノックがなって
私たちが
返事をする前に
ドアが開いた…