第11章 大野さんとの1日
カタ…
お粥の残ったお碗を
お盆に返し
それを不思議そうに
見る雛ちゃんの顔を
顎に手をやって
こちらに向け
右手をオイラの左手で
掴む。
『え?
え?え?//』
何をされるのか
分からない
不安でいっぱいの彼女が
また堪らない。
オイラって
変態?
なんて考えながらも
体は止まらない。
「…」
俺は無言で
雛ちゃんの
右手を引っ張って
ベッドに押し倒した。
『きゃ…っ!!????
大野さ…ん?
な、なにを…んんっ!!???』
オイラは
当然の反応を見せる
雛ちゃんの口を
右手で塞いだ。
軽くだよ?
跡つかないようにね
『んんっ…ん//』
状況がいまいち把握
できていないようで
テンパりまくってる(笑)
その後
両方の手を
離したら
『ふぁぁっ…
何するんですか!』
ちょっと怒り気味(笑)
「ふふっ
ちょっと意地悪しただけだよ…??」
『そ、そそそうゆうのは
違う人にしてくださいっ!//』
顔真っ赤にして
涙目で
ほんと、ダメ…
ぎゅうーっ
『え……?
ちょちょっと!
いい加減に…』