第4章 奪い合い
泣き終わった
彼女は
びちょびちょな
Jの服を見て
ずっと謝っていた。
『こうなったらヤケです。
泊まり込みで付き人します!』
急に大胆になる雛ちゃん(笑)
「だーかーらー、
一緒に住もうよ!!」
今度は大野さん。
『けど、そこまでお世話に
なるわけには。』
「でも、1人で
俺たちの知らないところに
泊まられるほうが心配だよ?」
翔さんが優しく言う。
『うー、』
うなってます。
そんな彼女も可愛いんです。
みんな
この2日で
彼女にゾッコンすぎでしょ。(笑)
でも、確かに
翔さんの言う通り。
彼女になにかあったら
嫌だな。
『少し、時間を…』
と、切り出した彼女を
「けど、オイラたち
今日逃したら
休みいつになるか分かんないよ?」
大野さんが
追い詰める。