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誰のもの?
第14章 過去…。
孝は何も聞かず
ただ抱き締めてくれた
そのあと、
「俺がお前を大切にする」
と、告白してくれた。
本当は今日の帰り道で
言うつもりだったらしい。
とにかく私は嬉しかった。
ようやく孝と恋人に
なれたのだ。
夢のような話だと思った。
けど
夢のような毎日など
来ることはなかった。
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