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誰のもの?

第14章 過去…。








私は孝が見える位置に
ひっそりと隠れ
彼の行動を
じっと見た。









彼が行ったお墓には
女の人がいた。










20才くらいの
きれいな人、









その人はフッと笑顔になって









「また来たのね。」









と、他人行儀な
言い方。









「はい、俺は決めたんで、









毎月ここに来るって。」










私はこの話を聞いて
もうだめだと諦めていた。











すると
女の人は










「蒼真はあなたを
責めたりしないわ。」










と言った。











そうま!?









ってことは
男友達…かぁ…










私はどこかで
安心する。









けど、
それより孝の
悲しそうな顔の方が
気になって仕方なかった。










大丈夫かな…











そのあとも
二人の会話は続いていた











けど、私は
尾行ということの
罪悪感に耐えきれなくなり










走って帰ろうとした。










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